病名

【猫伝染性貧血】病原体に感染して発症する貧血。猫の品種は関係なく、猫AIDSと併発すると重篤になる可能性

猫は犬と違って常に飼い主の周りにいることはなく、自分の気分次第で好きに行動しています。特に放し飼いにしている猫は外で病気をもらってくる割合が多く、予防接種をしていても野生の生き物を食べるなどして病気になってしまうこともあるのです。今回は猫伝染性貧血について説明します。

猫伝染性貧血とはどんな症状?

猫伝染性貧血とは猫がヘモバルトネラ・フェリスという病原体に感染することで起こる病気です。この病気の特徴は病原体が赤血球に寄生して赤血球が約10%減少することで貧血が起こります。貧血の他に食欲低下、発熱などがありますが、見た目ですぐ判断できることと言えばいつもより呼吸が苦しそうなことと歯茎の色です。この病気にかかると歯茎が白っぽくなります。猫エイズ(FIV)や猫白血病ウイルス(FeLV)にかかっている場合は免疫が低下していることが原因で病気が重くなることがあり、病院に連れて行かずに放置していると命の危険があります。病原体には大小あり、特に大きい病原体に感染し放置した場合の死亡率は約30%と言われています。

どんな猫がかかりやすい?

猫伝染性貧血は品種関係なく感染してしまいます。特に普段の生活環境が大きく影響しており、感染経路は解明されていませんが、放し飼いのよく家から出ていく癖がついている場合は要注意です。若い年齢の時ほどかかりやすくなっており、外出した際ほかの猫との喧嘩から感染しているかもしれないとの報告があります。また、避妊手術をせず外出が多い猫のほうが感染しやすい傾向があります。ノミやダニの対策を怠っているご家庭の猫もかかりやすくなっており、普段から清潔にしていないと別の病気にかかることでより症状が悪化する恐れがあります。一説には病原体を持った猫の血を吸ったノミ、ダニが他の猫の血を吸うことで感染するとの報告があります。ウイルスだけでなくただの風邪でも免疫力が低下してしまうため、それが原因で命の危険にさらされることもあります。

どんな予防法がある?

猫伝染性貧血を予防するにはなるべく外に出さないことです。飼い主がいくら気を付けていても喧嘩はありますし、ほかの猫との交流でノミやダニを持って帰ってしまうこともあります。家の中はつねに清潔にし、嫌がるかもしれませんが定期的にお風呂に入れましょう。一番いいのは避妊手術をして外出させないことです。喧嘩の原因の一つに発情期があるので去勢すれば喧嘩する確率も少なくなるのです。マンションで飼っている方はまず大丈夫でしょうが、一軒家の場合柵があっても他の猫が入ってくるなんてこともあります。猫除けはミカンのエキスが効果的です。上記で説明した通り歯茎の色も普段から観察するようにしましょう。特に歯を磨く癖をつけておくと猫もあまり嫌がりませんし、他の病気に感染する確率も低くなります。

関連記事

  1. 【猫エイズ】猫の病気で怖いもののひとつ、猫エイズ。外飼いの場合は…
  2. 【リンパ腫】ガンになりやすいリンパ腫。脳に発症すると麻痺や発作、…
  3. 【慢性腎不全】猫がかかりやすい慢性腎不全ってどんな病気?嘔吐、下…
  4. 【尿路結石】オスがかかりやすい尿結結石。気付かなければあっという…
  5. 【皮膚炎】よくみられる病気の一つ、皮膚炎。ノミやダニ、疥癬、脱毛…
  6. 【肥大型心筋症】猫の病気、肥大型心筋症は早期発見が大事
  7. 【糖尿病】人間と同じ糖尿病。高血糖で臓器に障害が起こり、遺伝性も…
  8. 【内部寄生虫症】内部寄生虫症は寄生虫に栄養を取られたり、食べ物で…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP