病名

【毛球症】毛球症は長毛種がかかりやすく、毛玉が吐き出せなくなる

猫は1日3.6時間も毛づくろいをしていると言われ、グルーミングの際に飲み込んだ毛玉を吐き出す行動はよく見られるものです。毛球症は、品種によっては生まれつきかかりやすいだけでなく、ストレスや老化が原因となって発症することがあります。

飲み込んだ毛玉を吐き出せなくなるのが毛球症

猫がかかりやすい病気の一つに毛球症があります。この病気になった猫には、食欲不振や便秘などの症状がよく見られます。また、何度も吐くそぶりをしているのに何も出て来ない場合も、毛球症にかかっている可能性があります。毛球症の猫では、グルーミングによって飲み込んだ体毛が、何らかの理由で毛玉として吐き出すことができなくなっています。そのため、胃のなかにはフェルトのように固まった毛の塊があり、お腹を触られることを嫌がったりします。

この毛玉は、大きなものでは10センチ以上にもなり、胃や腸が大量の毛によって占領されてしまうため、あまり物を食べなくなり、食べてもすぐに吐き出してしまうといった具合になります。大きくなりすぎた毛玉は、手術によってしか取り出すことができなくなり、うまく栄養を摂取できなくなった猫が、衰弱によって死亡するケースもあります。

長毛種以外でも毛球症にかかりやすい猫がいる

毛球症にかかりやすい猫の種類としては、長毛種の品種を挙げることができます。ヒマラヤンやペルシャ、メイン・クーンといった長毛種の猫は、生まれつきこの病気にかかりやすい品種だと言えます。また、グルーミングの頻度が増えると、毛球症になるリスクが高まるため、ダニやノミなどの寄生虫がいたり、皮膚の病気にかかっているような場合には、雑種や短毛種の猫でもこの病気になりやすいことがあります。

ブラッシングが不足している猫や、強いストレスを抱えている場合も、毛を飲み込む量が増えたり、毛づくろいによってストレスを発散しようとするため、毛球症の発症につながります。とくに老齢の猫では、胃腸の働きが弱っていることも多く、体内にある毛玉をうまく吐き出せなくなって、胃の中に大きな毛の塊をためこんでしまう原因となります。

ブラッシングや餌の見直しによって毛球症は防げる

とくに飼い猫の場合、こまめにブラッシングをしたり環境を改善するなどして、猫のストレスを取り除いてあげることが毛球症の予防になります。ブラッシングによって、体毛にからまっている毛や、抜けやすくなっている毛も落とすことができるので、グルーミングの際に飲み込む毛の量も減らせます。

また、餌の種類を変えることでも、毛球症にかかるリスクを低下させることができます。ペットフードを利用している場合、ウェットフードのほうが、ドライフードよりも胃の中の毛玉を便として排出しやすくなります。食物繊維が含まれているものはさらに効果的です。軽度の毛球症にかかっているケースでは、毛球除去剤をなめさせることで、毛玉を出しやすくすることができます。少量のオリーブオイルやバター、市販のサプリメントなどでも似たような効果が期待できるとされています。

関連記事

  1. 【皮膚炎】よくみられる病気の一つ、皮膚炎。ノミやダニ、疥癬、脱毛…
  2. 【尿路結石】オスがかかりやすい尿結結石。気付かなければあっという…
  3. 【角膜炎】猫の目を大切に、角膜炎ってどんな病気?ウイルスが原因の…
  4. 【外耳炎】猫がかかる外耳炎は耳ダニが原因のことも。内耳に進行する…
  5. 【肥大型心筋症】猫の病気、肥大型心筋症は早期発見が大事
  6. 【糖尿病】人間と同じ糖尿病。高血糖で臓器に障害が起こり、遺伝性も…
  7. 【甲状腺機能亢進症】甲状腺機能亢進症は10歳以上の猫がかかりやす…
  8. 【内部寄生虫症】内部寄生虫症は寄生虫に栄養を取られたり、食べ物で…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP