病名

【疥癬】人間でもとても辛いダニの寄生!猫の疥癬という病気

ダニの寄生は、猛烈な痒みと腫れの痛みが重なるとても辛い病気。猫の場合は疥癬という病名で同じ症状を引き起こしますが、人間と違い体毛が有る分だけ発見と対応が難しくなります。症状と条件から、辿る事の出来る予防策について触れていきます。

疥癬になってしまった場合、どんな症状が出るの?

猫の疥癬は、ダニの寄生によって引き起こされる強い痒み、表皮の破壊を伴った病気です。外観がクモに良く似たヒゼンダニというダニが引き起こす皮膚病の数々を一括りとしたもので、表皮を食料として活動します。メスの場合はこの他に、皮膚に穴を開けて産卵する繁殖活動も併せて行います。産卵時の活動が宿主に強い痒みを与える為、寄生された部分を何度も掻く様になります。産卵によって繁殖した場合は、瘡蓋によって保護膜が作られ、この膜の下で更に繁殖が繰り返されます。強い痒みと発疹が起こる事の他に、表皮が破壊される為にフケが大量に発生します。

治療には寄生したヒゼンダニを完全に死滅させる以外の方法が有りません。ヒゼンダニの殺虫成分を含んだ薬剤を患部に浸し、症状が消える迄これを繰り返します。炎症が広範囲に渡る場合は、症状の軽減の為に抗生物質の投与も必要になります。寄生したヒゼンダニを完全に死滅させることが出来れば、不快感や炎症の原因も消える為、数週間で完治させることができます。

疥癬になりやすい猫の種類、条件は?

猫の疥癬はヒゼンダニの寄生によって起こる皮膚病の為、疥癬になり易い種類というものはありません。寄生されてしまえば、どの種類の猫であっても、同じ症状に発展します。しかし、疥癬はヒゼンダニの寄生が成立しなければ発症せず、単独で活動していたヒゼンダニを踏むか、寄生された他の動物に接触してしまった等の理由が無ければ感染条件が成立しません。部屋飼いで他の動物との接触の機会が少ない場合は感染のリスクは低くなります。反対に放し飼いをして屋外に出ている時間の方が長い様な場合は、知らない間に寄生されていたという可能性が出てきます。

また、ヒゼンダニは人間にも寄生します。外出先で感染した動物に接触し感染した場合は、飼っている猫にも感染させてしまう場合があります。この場合、飼っている動物全ては勿論、同居人が存在する場合はその人も含め、感染の有無を検査する必要が出てきます。感染が確認できた場合は、建屋内の家具も含めた駆除と、感染者と飼育中の動物全てにおいて感染の検査と治療が必要になります。駆除が不十分の場合、駆除を逃れたヒゼンダニによって再感染してしまいます。

疥癬を避ける為にできる予防策とは?

疥癬は伝播が流行病と非常に良く似ている為、感染源に近付かない事が最大の防御策になります。ヒゼンダニは宿主が存在しない場合、数日しか活動できません。しかし、伝染性が非常に高く、一旦寄生されてしまうと、約2週間のサイクルで繁殖が繰り返されてしまい、駆除と治療に掛かる時間も長くなってしまいます。

外出時は体を頻繁に掻く動作をしている動物に近寄らない様にしましょう。野良の動物が多い場所を散歩のルートから除外し、リスクの要素がある場所から距離を置く事を意識して下さい。又、寝床や飼育用のケージ、散歩用のリード等、猫の体が触れる品は定期的なクリーニングで清潔に保ち、手入れ用のブラシやハサミ等は使用後に洗剤で洗う事で、感染リスクの低減になります。

関連記事

  1. 【内部寄生虫症】内部寄生虫症は寄生虫に栄養を取られたり、食べ物で…
  2. 【毛球症】毛球症は長毛種がかかりやすく、毛玉が吐き出せなくなる
  3. 【胃腸炎】猫が胃腸炎になる原因!病気にならない為にワクチンを!
  4. 【リンパ腫】ガンになりやすいリンパ腫。脳に発症すると麻痺や発作、…
  5. 【尿路結石】オスがかかりやすい尿結結石。気付かなければあっという…
  6. 【皮膚炎】よくみられる病気の一つ、皮膚炎。ノミやダニ、疥癬、脱毛…
  7. 【角膜炎】猫の目を大切に、角膜炎ってどんな病気?ウイルスが原因の…
  8. 【猫伝染性貧血】病原体に感染して発症する貧血。猫の品種は関係なく…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP