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【肥大型心筋症】猫の病気、肥大型心筋症は早期発見が大事

猫を飼っている皆さん、ちゃんと病院で定期検診を受けさせていますか?猫の病気にはある日突然、深刻な症状を発症してしまう病気があります。それが肥大型心筋症です。どんな病気なのか、どんな猫がなりやすいのか、予防法はあるのか、ご説明します。

肥大型心筋症の症状

肥大型心筋症はどんな病気かというと、心臓の筋肉が肥大して全身に血液を送りにくくなる病気です。血液の巡りが悪くなることで、動脈血栓塞栓症という全身のいろんなところに血栓ができてしまう病気になります。肥大型心筋症ではなく、動脈血栓塞栓症が症状の直接の原因です。血栓ができる場所により症状が変わるのですが、具体的には後ろ脚がマヒする、呼吸困難になる、などの症状になります。猫が、立てなくなったり、ハアハアと苦しそうにしていたりしたらこの病気を疑ってください。放って置くと後ろ足が壊死し、最終的には死亡してしまいます。この病気の厄介なところは、初期は症状が出にくいというところです。猫が我慢してしまうことも多く、血栓ができるところまで進行しないと症状に出ないのです。

肥大型心筋症になりやすい猫の種類

肥大型心筋症は全ての猫が発症する可能性があると言われています。特に、メイン・クーン、ラグドール、アメリカン・ショートヘアーの発症率が高いです。その他、ペルシャ、ブリティッシュ・ショートヘア、スコティッシュ・フォールドも多く報告されています。性別で分けてみるとオスが8割と、メスより圧倒的に多いです。発症する年齢は3ヵ月から17歳の猫が報告されています。平均は5~7歳で、メインクーンは幼い時に発症することが多いようです。この病気は遺伝することがあり、先ほど書いた種類の猫は遺伝の問題で発症率が高いのです。他の猫種でも、親や兄弟にこの病気を発症した猫がいるなら一度病院で検査を受けさせてみてください。

肥大型心筋症の予防法

はっきり言ってしまうと、肥大型心筋症に予防法はありません。まだ原因なども特定できておらず、研究段階にある病気なのです。治療方法はありますが、進行度合いによって完治できるかは大きく変わります。初期の肥大型心筋症のみの状態なら、薬を与えることで心臓の肥大を抑えたり、心臓の肥大した筋肉を縮小させたりすることができます。動脈血栓塞栓症まで行くと手術によって血栓を取り除く、薬で血栓を溶かすという治療方法になりますが、これらは動脈血栓塞栓症は再発率が高く、手術が成功しても長生きできるかわかりません。

初期の状態なら完治の可能性もあるので、早期発見・早期治療が大切です。しかし、初期の状態だと症状には表れにくいですから、年に1回は病院で検査することをおすすめします。

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